屋外広告士に必要な屋外広告知識をまとめました。
◆屋外広告物法
明治44年: 旧広告物取締法 (比較広範な観点の規制、国の事務)
①美観風致の維持
②安寧秩序の維持
③全量風俗の保持
④危害防止
昭和24年: 屋外広告物法 (都道府県及び指定都市が条例基準を定める)
昭和27年: 第1次改正 (公告前提の略式代執行の規定が追加)
昭和38年: 第2次改正 (行政代執行法の手続きによらず違反はり紙を除却できる簡易除却が追加)
昭和48年: 第3次改正 (屋外広告業者届出制度を創設・はり札及び立て看板も簡易除却措置に認める)
平成16年: 第4次改正 (簡易除去にのぼり旗等が追加・市町村が屋外広告物条例を策定可能・屋外広告業の登録制導入)
屋外広告業営業所毎に国土交通大臣登録の登録試験に合格した者又は都道府県知事の行う講習会の修了者等設置を条例で義務付け
①美観風致の維持
②危害防止
現屋外広告物法は、従来は国の事務とされていた広告物規制を、都道府県及び指定都市の事務として条例で定めるとした。
◆屋外広告物条例ガイドライン(案)
昭和39年: 屋外広告物標準条例(案) (建設省都市局都市総務課長通達により各都道府県及び指定都市の条例規定を勘案)
昭和48年: 法の第3次改正
平成6年: 改正
平成16年: 法の第4次改正 (屋外広告物標準条例から屋外広告物条例ガイドラインへ名称変更)
屋外広告物標準条例案は、各都道府県で千差万別だった屋外広告物規制の地域間調整のための国の指導という位置づけだったが、現在の屋外広告物条例ガイドラインは、地方公共団体が屋外広告物条例を制定・改正する際の一つの参考資料としての位置づけ。